Question

月経時に強い痛みをともなうように……

これまで月経痛をほとんど感じたことがなかったのですが、ここ数カ月の間に耐えられないほどの痛みが起こったため、市販薬の痛み止めを服用しました。もともと月経と月経の間に右下腹部に痛みを伴う不正出血が1週間くらい続くこともあるため、婦人科を受診しようと思っていますが、ほかの診療科も受診したほうがよいでしょうか?

女性/40代

2022/09/26

Answer

月経痛と中間月経時の症状でお悩みですね。

下腹部には骨盤に囲まれた骨盤腔があり、そこには、膀胱、小腸、大腸、子宮、子宮付属器(卵巣・卵管)があります。 右下腹部の痛みが起こるときには、消化器系疾患、婦人科系疾患の異常が心配されますが、排便の異常などがみられず、月経周期に伴う症状の場合、婦人科系疾患を疑います。


月経痛と中間月経時の症状について婦人科のみの受診で問題ないか、ほかの診療科の受診が必要かとのご質問ですが、月経時の痛みは、狭い子宮頸部で月経血を押し出す際の子宮収縮、骨盤内臓器の充血やうっ血などが原因と言われています。下腹部痛、腰痛のほかにも、頭痛、吐き気、めまいなどの症状を伴うこともあり、子宮や卵巣に異常がみられなくても、心理的な要因が影響して起こることもあります。


中間期出血(排卵期出血)は、月経と月経との中間期に数日で止まる少量の出血で、出血のあとに基礎体温が高温相になります。中間期出血のあとも基礎体温が低い状態が続いたり、出血が長く続いたりする場合には、不正出血または月経不順の可能性も考えられます。


回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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