VDT健診のB判定とは?
会社の健診で初めてVDT健診を受けました。結果はB判定でした。どういう状態で、なぜB判定となったのか、教えてください。
女性/30代
2022/08/13
さまざまな職場で、VDT作業(コンピュータを使う作業)は、誰もが行う一般的なものとなりました。さらに携帯が容易になってプライベートな時間にも端末(スマホ、ノートパソコン、ゲーム機など)を場所を選ばず使用できることから、1人平均のVDT作業時間が長くなり、健康被害を訴える人が増えています。
VDT作業が原因の症状には以下のようなものがあります。
●目の症状
目の渇き、目の奥の痛み、目が重い、涙が出るなどがあらわれます。画面に集中することによるまばたき回数の減少や目線の変化によるまぶたを開く幅の増加によって起こる「ドライアイ」や「眼精疲労」が起きていると考えられます。目の症状は、VDT作業経験年数が長くなると発症の割合が高くなる傾向があります。
●筋骨格系の症状
腕・手・指のしびれや痛み、首・肩・背中・腰のこりや痛み、吐き気、めまいなどが主な症状です。長時間にわたる同一姿勢の保持や手指の酷使などから引き起こされます。
●精神症状
頭痛、耳鳴り、イライラ、倦怠感、疲労感などがみられます。これらは、単調な作業のくり返しや不適切な光や音によって引き起こされているのではないかとされています。
VDT判定がB判定になった理由についてですが、実は、VDT健診には全国共通の判定方法がなく、個々の健診機関ごとに判定の仕方が違います。B判定では「業務起因性疑い」「経過観察」「注意を要する」など、同じ評価であっても健診機関ごとに表現が異なっています。詳細については、受診した健診機関への問い合わせをお願いいたします。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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