Question

パーキンソン病の疑いが。どのような病気?

パーキンソン病の疑いがあり、足の筋肉のこわばりがありました。今は左足のくるぶしの近くが痛くて困っています。この病気はどのようなものですか?

女性/50代

2022/08/06

Answer

パーキンソン病は、脳神経系の病気のなかでもっとも患者数の多い病気の1つです。日本全国で10万人以上の患者が存在するといわれます。この病気は中脳の黒質という部分で産生される、神経伝達物質の1つであるドーパミンが減少することで発症しますが、なぜ起こるかはまだわかっていません。


手足の震え(振戦)、筋肉のこわばり(固縮)、動きが乏しくなる(無動)、バランスが悪くなるという4つの症状がこの病気の特徴です(症状には左右差を認めます)。

これらの症状とともに、無表情、低い声、言葉の不明瞭さ、字がうまく書けない(小字症)、動作開始の遅さ、姿勢を保つことの困難さ、歩きにくさなどの症状も出てきます。こうした症状の多くは、まず手足の震えが50歳過ぎ頃から目につくようになり、ゆっくりと症状が進行していくことがふつうですが、まれに40歳以下で起こる人もいます。


パーキンソン病と間違えやすいのがパーキンソン症候群です。パーキンソン症候群とは、パーキンソン病とは別の原因によって生じるパーキンソン病と類似した症状のことです。パーキンソンの疑いといわれている場合は、主治医に、病気なのか症候群なのかを確認する必要があります。専門科は、神経内科になります。


パーキンソン病の治療の基本は薬物療法です。薬物療法で効果がない人、薬の効果がつづかない人には手術療法が行われます。いずれも病気を根本に治す治療ではなく症状をコントロールするためのものですが、治療を受けながら仕事や日常生活をつづけている人が数多くいます。適切な治療を受けることにより、ほぼ天寿をまっとうできるようになったと言われています。


治療以外では、散歩など適当な運動をつづけ、とくに筋肉をやわらかくするストレッチ体操が重要とされます。転倒しないよう、足元の安全に配慮したり、住居を工夫したりすることも大切です。そのほか、パーキンソン病は症状等によって公的な補助が受けられます。これらについては、近くの保健所や福祉の窓口で相談ができます。また、患者会などでもさまざまな情報が得られるので、問い合わせてみるのもよいでしょう。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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