ぎっくり腰の予防と対処法は?
以前からよくぎっくり腰になります。ぎっくり腰はくり返すとよく聞きますが、ぎっくり腰の対処法を教えてください。
男性/40代
2022/07/13
ぎっくり腰は、簡単にいえば、腰椎椎間関節のねんざと考えてよいのですが、何らかのきっかけで急に腰が痛くなることです。原因はさまざまですが、腰椎椎間板ヘルニアの一歩手前の症状、腰椎の老化現象とも考えられています。長時間の同じ姿勢、中腰、運動不足などに留意し、正しい姿勢や日頃から腰痛体操や適度な運動で筋力を鍛えておくことは、ぎっくり腰の予防につながります。
腰痛が起きたときの対処の方法は以下のとおりです。
痛みが強い時期は、無理に動かないことが大切です。楽な姿勢(ひざを曲げてエビのような格好で寝る)で安静にして、必要に応じて、痛み止めを内服し、気持ちよければ湿布薬を使います。胃腸が弱い人や、ほかの病気で通院中の場合などは受診して薬を処方してもらいましょう。2~3日経過したら、腰を冷やさないように注意します。40℃くらいのぬるめの湯にゆっくりとつかり、血流をよくし、腰を温めます。
くしゃみやせきは、腰痛を悪くすることがあります。くしゃみやせきをする瞬間には、どこかにつかまるなどして腰へのひびきが少なくしましょう。痛みがある程度やわらいだら、骨などに異常がないかどうか整形外科で診察を受けておきましょう。
腰痛予防のための日常生活の留意点は以下のとおりです。
運動不足や筋力の低下は、腰痛を起こりやすくします。筋力を減らさないためにも、積極的に歩くようにしたり、腰痛体操を行い、腹筋や背筋を鍛え、ストレッチングなどで柔軟性を高めておくことも大切です。職場でデスクワークが多いようなら、仕事の合間に適度に休憩をとり、伸びや体操を行い、リラクゼーションをとり入れることも大切です。腰への負担が大きくなるのは、中腰、同じ姿勢を長く保つこと、悪い姿勢です。床から物を持ち上げるときは、膝を曲げた状態で行うなど姿勢に気をつけましょう。睡眠不足や食生活の乱れがあると体調が整いにくくなります。できるだけ規則正しい生活を心がけ、疲れを感じたら早めに休むようにしましょう。
ぎっくり腰をくり返す場合、腰痛がいつもより長引く場合、痛みが強くなってくる場合には、内科的な問題や整形外科的な問題が潜んでいる可能性があります。整形外科の受診をおすすめします。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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