Question
小学生の近視、コンタクトと眼鏡のどちらがよい?
小学生の子どもが近視で、ソフトコンタクトレンズか眼鏡の使用をすすめられています。小学生の場合、どちらが適切でしょうか?
女性/30代
2022/07/11
Answer
コンタクトレンズは角膜の表面に直接のせて用いるレンズで、素材によりハードコンタクトレンズ、ソフトコンタクトレンズなどがあります。美容上の問題などから眼鏡をかけたくない人に好まれています。また、非常に強い近視や、左右の視力に差がありすぎるなどの理由で、眼鏡ではよく見えない人には医学上有用です。
しかし、慣れるまでに時間がかかったり、レンズの取り扱いや管理が大変であること、そして角膜を傷つけてしまったりという問題点があります。特殊な事情がない限り、高校生になるまではコンタクトレンズの使用はすすめられません。子どもの目はまだ成長過程にあるためです。
角膜の内皮細胞は徐々に減っていきますが、コンタクトレンズを入れると、その内皮細胞が再生せず、減りが早くなるのです。近視とは、これから何十年もつき合わなければならないため、コンタクトレンズを使い始める時期はなるべく遅らせたほうがよいでしょう。これは、ハードレンズでもソフトレンズでも同様です。やはり小学生の間は眼鏡をかけるようにおすすめします。
近視の進行が早いと、半年に1回ほど眼鏡を変える必要が生じる場合もあります。しかし、一般には年1回ほどです。今後は3、4カ月に1回ほど、定期的に眼科で診察を受けるとよいでしょう。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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