肝臓がん治療で行うラジオ波治療とは?
初期の肝臓がんが見つかり、ラジオ波治療を行うことになりました。これはどのようなものでしょうか。また、退院後に食べ物などで気をつけることがあれば教えてください。
男性/60代
2022/06/24
肝臓がんに対して行うラジオ波治療は、体の外から針を刺して、肝臓内の腫瘍に到達させ、ラジオ波(AMラジオなどの周波数に近い約450kHzの高周波) により焼灼(しょうしゃく)する治療法です。焼かれた細胞は機能が失われ、死滅します。ラジオ波治療には多くのバリエーションがあります。がん病変の数と大きさなどから、効果と安全性を考慮して決定されます。
一般的に、からだに傷がつくような侵襲的(しんしゅうてき)な処置を行う場合には、合併症の危険などが伴うため、患者さんへの説明と同意が必須となります。患者さんのなかには、多くの質問をすることを遠慮してしまう人もいるものの、疑問や不安を抱えたまま処置を行うことは望ましくありません。納得のいくまで説明を受け、納得したうえで処置を受けるようにしてください。もし、外来が終わった後、処置を受けるまでの間に新たな疑問が出てきた場合には、それをメモしておくことをおすすめします。あらかじめ疑問点を担当の看護師さんなどに伝えておけば、担当医師は必ず答えてくれます。
現在、ラジオ波治療は保険適用が認められ、肝細胞がんに対する標準的な治療になっています。主治医によく説明を受け、安心して治療を受けることをおすすめします。退院後に食べ物などに気をつける必要はとくにありません。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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