Question

乳児のインフルエンザ予防接種のタイミング

生後8か月の息子がいます。インフルエンザの予防接種を受けたいと考えていますが、いつごろ接種すればよいですか。また、家族も一緒に接種を行ったほうがよいですか。

女性/20代

2021/12/21

Answer

インフルエンザは、インフルエンザウイルスによる急性の呼吸器感染症です。普通のかぜと同様の症状(のどの痛み、鼻汁、咳など)もみられますが、全身症状(発熱、頭痛、筋肉痛、関節痛、全身倦怠感など)が突然強く現れて、まれにお子さんでは急性脳症を、高齢の方や免疫力の低下している方では肺炎を併発するなど、重症になることがあります。


インフルエンザは例年12月~3月ごろに流行しますので、予防接種を受ける場合は、流行する前にすませておく必要があります。また、6か月以上13歳未満のお子さんについては、およそ2~4週間(できれば4週間が望ましい)の接種間隔で、2回接種することが必要です。


ワクチンの予防効果が得られるのは、2回目の接種を行ってから2週間ほどたったころからです。これらを考慮して、1回目を10月~11月前半、2回目を11月~遅くとも12月中旬までにすませるように計画されてはいかがでしょう。


インフルエンザの予防接種は、発症予防ではなく、重症化予防の目的で接種されていますので、接種を行ってもインフルエンザにかかってしまうことがあります。家庭内での感染を防ぐためには、お子さんだけでなく、家族も一緒に接種されることをおすすめします。そのほか、流行時期には不要な外出を避ける、まめに手洗いを行う、適切な湿度を保つ(50~60%)、日ごろから十分な栄養と睡眠を心がけるなども併せて行うことが必要です。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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