Question

乳幼児のインフルエンザの予防接種

インフルエンザが流行すると、幼児や小児では重症で死に至ったり、脳症を起こしたりするケースもあるようですが、予防接種で防げますか。いくつぐらいから受けてもよいのでしょうか。お金はいくらぐらいかかりますか。(1歳2か月|女児)

女性/30代

2021/12/21

Answer

インフルエンザ脳炎・脳症は非常にまれですが、大半がインフルエンザ発症の当日か翌日に発症し、急激に意識がなくなるなどの重い病状に進行してしまいます。現在のところ、発症してからじょうずに治療することは、必ずしも成功していません。65歳以上の高齢者では、インフルエンザワクチンは重症化を予防する効果があり、多くの死亡を防ぐことができることが、国内外で報告されています。発症の予防効果についても高齢者ほどではありませんが、小児でも明らかに認められています。しかし、インフルエンザ脳炎・脳症の予防効果は、研究(統計)の対象に用いることができる脳炎・脳症例数がとても少ないために、明確な結論は得られていません。しかし、おそらくは脳炎・脳症の予防効果があるのではないかと推測されます。これまで、ワクチンの接種は1歳未満でも可能でしたが、明確な月齢は示されていませんでした。2011~2012年シーズンを前に、6か月以上の乳児に対して適応があることが明らかにされました。同時に、1回の接種量も改訂され、3歳未満0.25ml、3歳以上0.5mlというようにわかりやすくなり、低年齢の小児への接種量は国際レベルに増やされました。小児では免疫力が獲得できにくいので、13歳未満では2回の接種が必要です。費用については任意接種のため、医療機関によりさまざまです。いまのところ1回あたり2000~5000円のところが多いのではないかと思います。

回答者

福島県立医科大学 甲状腺・内分泌センター センター長

横谷 進

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