Question

うつ症状で朝や週明けがつらい、改善法は?

うつ症状で朝がつらいです。5年前にうつ状態になって休職をしました。今は薬を飲み、毎日遅刻しながら仕事に出ています。遅刻は会社に認めてもらっていて、大変ありがたいのですが、自分としては何とか朝から出られないかと試行錯誤しています。しかしなかなかできず、毎日昼前に出勤する状態です。夜は調子がいいのですが、朝はホント調子が悪いです。月曜日はとくに仕事に出る気が起こらず、休んでしまうこともあります。朝の調子を上げることは可能でしょうか?

男性/30代

2022/01/28

Answer

うつ症状がありながらも、がんばって仕事をつづけてこられたのですね。休職されていた時期もあったとのことですので、そのころに比べると、症状もいくぶんか安定してきているのではないかと推察いたします。しかし、朝がつらいという症状がなかなか改善されず、お困りでいらっしゃるのですね。


一般的に、朝や午前中につらくなるというのは、うつ症状の中でも比較的多く見られると思いますが、主治医の先生には、このような症状が強く、毎日遅刻してしまうことを相談されていますか? 病気の症状である場合、自分の努力だけでは改善がむずかしいこともあります。


今まで何とか朝の調子を上げようと試行錯誤してきたけれど、改善に至らなかった経緯を伺いますと、まずはきちんと現状を主治医に相談し、一緒に今後について考えていく必要があると思います。


症状が強く出ているとき、それにどのように対処していくのが一番よいか、を判断するのはとてもむずかしいことです。例えば、朝がつらいという症状に対して、無理にでも起き上がって外に出るなど、本人が苦痛を感じてもがんばってみたほうがよいのか、自然に調子が上向きになるまで無理をしすぎない方がよいのか、本人の病状や置かれている環境などによって、対処方法は異なってくると思われます。


あなたの場合、休職から復職したという経緯がありますので、その際に、おそらく主治医や職場の産業医、保健師などの産業保健スタッフと、今後の働き方などについて話し合いがされているのではないでしょうか。そのうえで会社も、遅刻や休みに関して理解をし、認めているという状況なのではないかと推測します。


復職してからどのくらい経っているのかわかりかねますが、もし、ある程度の時間が経過しているにもかかわらず、遅刻をしないと出勤できない状態が続いているのであれば、主治医に加えて、会社の産業保健スタッフとも今一度、話し合ってみてはいかがでしょうか? いろいろな方の意見を聞いたうえで、あなたにとってベストな方法を探していくことが大切だと思います。


また、一般的な考え方にはなりますが、うつ症状を悪化させないためには、休日なども、生活のリズムが乱れないようにすることが大事です。朝起きられなくても、カーテンだけは開け、光を浴びるようにするなど、体内のリズムが整うように心がけてみてはいかがでしょうか? 日常生活のなかで取り入れやすく、毎日続けられるようなことを、少しずつでも継続して行うことも大切だと思います。


あなたのつらい症状が、一日も早く改善されることをお祈りしています。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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