Question

ぶり返したパニック障害

パニック障害になって9年目。薬を飲まなくても大丈夫だった時期もあったのですが、2年ほど前から不安になり、怖くなります。前向きに考えるにはどうしたらよいですか?  不安と闘いながらの毎日はつらいです。少しでも自分を変えていけたらよいなと思っています。

女性/30代

2022/01/28

Answer

9年間にわたって、治療を続けてきたのですね。パニック障害に限らないことですが、心の病気では症状に波があることも多いので、いったんよくなった症状が再び表れると、つらいですよね。それでも、少しでも自分を変えていきたいと思い、改善に取り組もうとする姿勢は素晴らしいと思います。


現在も通院治療は続けていると推察しますが、症状に変化がみられたり、不安や恐怖心から日常生活にも支障が出ている様な場合は、必ず主治医に相談し、指示を仰ぐことが大切です。状態によっては、服薬により楽になる場合があります。


日々の過ごし方や、気をつけるべきことなどについてもアドバイスをいただくのがよいでしょう。もし、現在通院をしていない場合には、不安感が2年も続いていることを考えると再度受診をして、心身の状態を診ていただくことをおすすめします。


それを前提としたうえで、不安との付き合い方や気持ちのもち方など、あなた自身ができることについて考えてみたいと思います。


相談のなかにもありましたが、よく「不安と闘う」と表現されることがあります。しかし、そもそも不安とは、闘うべき相手なのでしょうか。確かに不安や恐怖というのは、負の感情と捉えられることが多く、人はそれらをなくしたい、克服したいと願うものです。しかし、そういった感情が生まれるからこそ、不測の事態に陥らないように備えたり、予防したりすることができるのではないでしょうか。そう考えると負の感情もまた、私たちにとって大切で必要な感情の1つと言えるでしょう。


まずは、不安は決して敵ではなく、あって当たり前の感情であることを理解して、上手に付き合っていくことが大切です。闘おう、なくそうとするのではなく、不安な気持ちをいったん受け入れて、そのままの状態で過ごしてみるのも1つの方法です。


その結果、不安を抱えたままでもできたと感じることがあるかもしれません。そういった経験の積み重ねによって、不安を無理に排除しなくても大丈夫だと、少しずつ実感できるとよいと思います。


また、何ごとも後ろ向きに考えてしまうようなら、まずは簡単にできそうな小さいゴールを設定してみてもよいかもしれません。達成できたという経験が、前を向く力につながっていくことは少なくありません。


ただ、常に前を見続けることはむずかしいですし、かえって心が疲れてしまう場合もあります。どうしても前を向けないときは、無理やり前に進むよりいったん立ち止まったり、休息を取ったりした方がよいときなのかもしれません。前向きになれるときもあるし、そうでないときもあると柔軟に考え、今の自分のありのままの気持ちを受け止めてあげてください。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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