加齢とドライアイの関係。シェーグレン症候群が原因?
加齢とドライアアイには関係がありますか。口も乾くことが多いです。シェーグレン症候群という病気が原因かもしれないと聞いたことがあります。
女性/40代
2022/01/28
加齢によって、体にはさまざまな変化があらわれますが、目も例外ではありません。涙の分泌量が少なくなったり、涙の質が悪くなったりすることがありますので、加齢とドライアイには関係があると考えられます。
また、ドライアイの症状を起こしやすい要因として、次のような病気があげられます。
●マイボーム腺機能不全
マイボーム腺はまぶたの縁にあり、この腺からつねに油(脂)が分泌されています。この油が涙と混じって油層を形成し、涙の蒸発や眼瞼からの流失を防いでいます。しかし、加齢にともなってマイボーム腺が詰まり、油が分泌されにくくなります。
●結膜弛緩症
加齢にともなって結膜部分(白目の部分)が弛み、目の表面に涙をとどめておくことが難しくなってくることで起こります。これにより、弛んだ結膜がまぶたとこすれて、目の表面に傷がつきやすくなることがあります。
中高年の女性に多い症状です。涙の量が少なくなるのですが、それだけでなく、口が乾くなどといった全身症状が起こることもあります。
これらの病気にかかる人も年齢とともに増えていくため、加齢はドライアイの要因の1つと考えられます。しかし、加齢以外にも、職場や家の温湿度などの生活環境、喫煙、服用している薬、その他の病気などが、ドライアイの要因となることもあります。
くわしく知りたい場合は、かかりつけ医あるいは専門医に相談されることをおすすめします。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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