Question

とびひの原因と潜伏期間

とびひの原因となる菌と潜伏期間について教えてください。

女性/30代

2022/01/28

Answer

とびひは、伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)という皮膚に起こる細菌感染症です。

とびひの原因菌には、水ぶくれができやすい「ブドウ球菌」と、厚いかさぶたができて強い炎症を起こす「溶血性連鎖球菌(溶連菌)」があります。

原因菌がブドウ球菌のとびひは、夏に多く発症し、乳幼児や小児にみられます。あせもや虫刺されを引っかいてしまい、その傷が化膿することで起こります。

原因菌が溶血性連鎖球菌(溶連菌)のとびひは、小児より大人に多く見られ、季節に関係なく起こります。しばしばアトピー性皮膚炎を合併します。感染すると比較的すぐに発症し、発熱やリンパ節の腫れ、咽頭痛などの全身症状が出ることがあります。

潜伏期間は感染菌量や傷の状況によって異なりますが、2~10日です。さらに長期になる場合もあります。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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