帯状疱疹は二度はかからない？

帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルス（水ぼうそうのウイルス）によって起こります。

子どものときに水ぼうそうにかかり、それが治ったとしても、このウイルスはからだの中に潜んでいます。そして、何かのきっかけで再活性化したときに帯状疱疹を引き起こします。

一度、帯状疱疹にかかるとウイルスに対する強い抗体ができますので、直後に再発することはほとんどありません。

ただし、中には数年後に再発するケースもあります。からだの抵抗力が非常に低下してしまうと（たとえば、がんや全身性エリテマトーデス、疲労、ストレスなど）、再発することがあります。

しかし、体の中にはウイルスに対する抗体をつくる仕組みが残っていますので、再発しても軽症で済むことがほとんどです。中には再発を繰り返す人もいますが、症状の強さはだんだんと弱くなっていきます。