逆流性食道炎の食事や生活習慣の注意点は?

2021/12/21
逆流性食道炎の診断を受けました。食事や生活では、どのようなことに気をつければよいですか。
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
逆流性食道炎は、胃と食道の接合部の食道の筋肉が緩んで、胃酸などの消化液が逆流することによって食道の粘膜がただれ、炎症を起こす病気です。胸やけが典型的な症状で、確定診断には上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)が行われます。
逆流性食道炎の治療には、薬(胃酸分泌抑制薬、胃粘膜保護薬、消化管機能改善薬など)のほか外科的な治療がありますが、それと並んで生活習慣の改善を図ることが大切です。
生活習慣の改善には以下のようなポイントがあります。
【食生活の改善ポイント】
・油っこい料理や刺激物(酸味の強いもの、辛過ぎるもの、熱過ぎるもの)を避ける。
・規則正しい食事を心がけ、食べ過ぎに注意する。
・お酒はほどほどにする。
・食後3時間は胃酸が活発に分泌されるので、就寝前3時間以内の食事は避ける。
【生活の改善ポイント】
・たばこは下部食道括約筋がゆるみやすくなり、逆流を誘発するので、喫煙習慣のある人は禁煙する。
・肥満を解消する。
・前かがみの姿勢、ガードルやベルトなどでお腹を圧迫しないようにする。
日常生活で行う少しの努力が、病気をうまくコントロールすることにもつながります。


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