妊娠中に食べてはいけない食品
妊娠中に食べてはいけない食品はありますか。
女性/20代
2022/01/28
妊娠中、とくに食べたほうがよい食品、避けたほうがよい食品はありません。いろいろな食品を、偏らずバランスのよく食べることが母体や赤ちゃんのために大切です。
ただし、食中毒と魚介類の食べ方については注意が必要です。
食中毒ですが、妊娠中は妊娠していない健康な人に比べて、リステリア菌に感染しやすくなることが報告されています。妊娠中にこの菌に感染すると、胎児に影響が出ることがあります。
リステリア食中毒の原因食品としては、ナチュラルチーズ、生ハム、スモークサーモン、肉や魚のパテなどがあります。リステリア菌は、ほかの食中毒菌と同じく、加熱すれば死滅します。冷蔵庫に入れておいたから大丈夫と思わずに、表示されている期限内に、きちんと過熱して食べるようにしましょう。
リステリア菌以外にも、表示されている消費期限を参考に、新鮮な食材を選び、できるだけ火を通したものを摂取するよう心がけましょう。
また、魚をよく食べる人は、水銀濃度の高い魚介類を食べ過ぎないように気をつけてください。
注意が必要な魚介類には、クジラやイルカのほか、キンメダイ、メカジキ、クロマグロ、メバチマグロ、エッチュウバイガイ、キダイ、マカジキ、ユメカサゴ、ミナミマグロ(インドマグロ)、ヨシキリザメ、クロムツなどがあります。
厚生労働省は、妊娠中のこれら魚介類の摂食量目安を示しています。厚生労働省ホームページの「これからママになるあなたへ お魚について知っておいてほしいこと」というサイトがありますので確認しましょう。
「これからママになるあなたへ お魚について知っておいてほしいこと」
なお、とくに注意が必要でないとされている魚介類には、キハダ、ビンナガ、メジマグロ、ツナ缶、サケ、アジ、サバ、イワシ、サンマ、タイ、ブリ、カツオなどがあります。
魚介類は健康のために大切な食品です。極端に偏った食べ方をしなければ問題ありませんので、ほかの食品も含めて、バランスよくとるようにしましょう。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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