水虫の薬をやめてもよいタイミングは?
毎年、夏になると水虫に悩まされています。水虫は治ったと思っても薬を塗り続けるようにと言われますが、どのタイミングなら薬を塗るのをやめてよいのでしょうか。また、くり返し症状が出るのは、治りきる前に薬をやめてしまうからでしょうか。
男性/30代
2021/12/21
水虫は、かびの一種である白癬菌(はくせんきん)と呼ばれる真菌が皮膚に寄生して起こります。梅雨から夏にかけては、水虫の症状に悩む人が増えてきます。症状があるときは薬を塗り続けていても、症状が治まってしまうと自己判断で薬を途中でやめてしまう人も。完治のためには、皮膚がきれいな状態になっても、さらに1か月以上は薬を塗り続けることが必要だと言われています。
薬は、入浴時に足を石けんで丁寧に洗った後、よく乾燥させてから塗ると効果的です。薬を塗る範囲は、症状が出ている場所だけではなく、足底、足の縁、足の指の間と広範囲に、丁寧に塗るのがポイント。白癬菌は肉眼では見ることができないので、完治したかどうかは皮膚科を受診して診断してもらう必要があります。いったん完治をしても、薬を1週間に1度程度続けて塗っておくと、再発の予防に効果があると言われています。
白癬菌は、私たちの生活環境のいたるところに存在していますが、皮膚に付着しても24時間以内に石けんで丁寧に洗い流すと、感染を防ぐことができるとされます。足は清潔と乾燥を心がけ、密閉性の高い靴は避け、靴下は通気性のよい清潔なものを身につけましょう。また、家族に水虫の人がいる場合は、家庭内感染を防ぐために足拭きマットやスリッパなどを共有しないことも大切です。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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