高齢者とのコミュニケーションでの配慮

2022/01/28
高齢者とコミュニケーションをとる際に、配慮すべきことはありますか。
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
高齢になると、記憶力や情報処理速度、新しい場面への適応力は低下していきますが、言語の量や情報量は保たれています。つまり、理解ができないのではなく、得た情報を処理し、理解に至るまでに時間がかかるのです。
そこで高齢者とコミュニケーションをとる際には、次のようなことに配慮するとよいと考えられます。
●“低い声”で“はっきり”、そして、“ゆっくり”話しかける
●反応が返ってくるまで、ゆっくり待つ
●伝える内容はコンパクトにして、たくさんの情報を一度に盛り込まないようにする
●丁寧すぎる言い回しはかえって伝わりにくいことがあるので、相手の反応を見て端的な言葉で伝えてみる
●目線の高さや向き合う姿勢にも気を配る
●騒がしい場所では聞き取りにくさが増すことがあるので、環境を確認する
●補聴器やメガネを活用できていない場合には、その理由を確認してみる
●表情や動作、声の抑揚など、「非言語」の情報も読みとるように心がける


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