高齢期の口腔ケアが重要な理由

女性/40代
2022/01/28

高齢者の口腔内の健康を守る上での問題点を教えてください。

この質問への回答

保健同人フロンティアメディカルチーム

口は「食べる」「呼吸する」「言葉を話す」「顔の表情をつくる」などの働きがあり、いずれも生活していくうえでとても大切な機能です。

高齢者の口腔内で問題になるのは、加齢により歯や歯周組織、舌や粘膜の状態が変化することに加えて、入れ歯や差し歯などの義歯が合っていないこと、口腔ケアができていないことなどです。


口腔ケアができていないと、細菌が繁殖したり、咀嚼の機能が衰えたりします。

とくに、細菌の塊である歯垢は、むし歯や歯周病の直接的な危険因子であるだけでなく、全身疾患(敗血症、感染性心内膜炎、誤嚥性肺炎の原因になる、心臓病や脳卒中のリスクを高める、糖尿病を悪化させるなど)を引き起こす可能性が高くなります。また、咀嚼の機能が衰えると、低栄養になることが心配されます。


定期的に歯科医師の診察を受け、口腔内の健康を守ることが長寿につながります。

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