かぜの症状の違いで受診科は変わる?

2022/01/28
かぜをひいて病院に行く場合、受診するのは、耳鼻科ですか、内科ですか。
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
かぜはウイルスが原因で起こる上気道感染症で、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、咳などの局所症状と、発熱、頭痛、倦怠感などが主な症状です。かりにかかっても、たいていの場合は1週間程度で自然治癒します。
ただし、症状がつらい、高熱が続いている、症状が長引くなどの場合は、医師の診察を受け、対症療法や二次感染を考慮して抗菌剤など、必要な治療、検査などを行うことがすすめられます。
適切な受診科は、どのような症状が、どの程度あるかによって判断は異なります。
かぜの症状の程度が軽い場合には、内科と耳鼻咽喉科のいずれの科の医師でも診療はできるでしょう。近くの内科やかかりつけ医、主治医がいる場合には主治医に受診されることをおすすめします。
のどの痛みやくしゃみ、鼻水や鼻づまりなど耳鼻咽喉科領域の症状が主で、高熱などの強い全身症状がない場合には、耳鼻咽喉科でもよいでしょう。
ただし、かぜから気管支炎や肺炎、中耳炎などを起こしていることが疑われる場合、急変しやすい小児や高齢者、いずれの年代であっても全身の衰弱が激しい場合などは、適切な診療ができる複数の診療科がある総合病院などへの受診をおすすめします。


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