逆流性食道炎 食事で気をつける点は?

2021/12/21
最近仕事が忙しく、夜遅く帰宅して夕食後はすぐ寝る生活が続いていました。胸焼けの症状がひどくなってきたので病院に行ったところ、逆流性食道炎と診断されました。薬を服薬しながら食習慣を見直すように言われましたが、どのようなことに気をつけたらよいでしょうか。
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
逆流性食道炎は、胃酸が食道に逆流することで食道が炎症を起こし、胸焼けや胸の痛みなどの不快な症状が生じる病気です。症状は食後や夜間に起こることが多いため、日常生活に大きく影響します。
胃の内容物が逆流しないように防いでいる下部食道括約筋が加齢によって緩んだり、肥満により胃が圧迫されて胃液を逆流させてしまうことが大きな原因です。また、暴飲暴食や脂肪の多い食事が胃酸の分泌を活発化させ、過剰になった胃酸が逆流しやすくなることも発症につながります。
食生活との関係では、夕食の時間から寝るまでが短いほど症状が出やすいため、寝る前に食事をすることは避け、早めに食べることがすすめられます。どうしても夕食が遅い時間になる人は、夕方に職場でおにぎりやうどんなどを食べて、帰宅後にお腹がすいているようなら、野菜がたっぷり入った汁物などを食べるようにしましょう。
普段の食事から早食いはやめて、脂肪が多く消化に時間のかかる食べ物、甘いものやかんきつ類、炭酸飲料などは控えめにするように心がけることも大切です。以前より体重が増えてBMIが25を超えているようでしたら、食事量に気をつけながら減量を始めましょう。


みんなの
歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談※が利用可能

※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。