Question

新型コロナワクチンの副反応の強さと接種効果に関係はある?

接種後の発熱や倦怠感などの副反応が強いほどワクチンの接種効果は高くなりますか。

男性/30代

2021/12/21

Answer

人のからだには、ワクチンやウイルスなど自分のからだにないもの(抗原)を見分ける能力が備わっていて、抗原を認識すると毒を出さないようにしたり、感染するのを防いだりする物質を作ります。この物質が〝抗体〟で、抗体を作り出して抗原を排除しようとする働きが〝免疫反応〟です。抗体にはいくつかの種類があり、ウイルスの排除や感染防止となる中和作用(抗原を無力化・無毒化)のある抗体が〝中和抗体〟です。


新型コロナワクチンに期待される効果には、感染そのものを防ぐ「感染予防効果」、感染しても症状が出るのを抑える「発症予防効果」、症状が出ても重症にならないようにする「重症化予防効果」、多くの人がウイルスに対する抗体を持つことで社会全体が守られる「集団免疫効果」があるとされています。これらの効果を検証するには時間がかかるので、ここではワクチンによって誘導される中和抗体量をワクチン接種効果とします。


国内で実施されたファイザー社製の新型コロナワクチンによって作られる中和抗体の量と、接種後の副反応の強さに関する調査結果によると、中和抗体の量は接種後の腕の痛みの強さとは関係がなく、発熱したかどうかとの関係もほとんど見られませんでした。一方で、女性のほうが男性よりも中和抗体の量が多い傾向がありました。中和抗体の量は2回目の接種後7日の時点がもっとも高く、30日の時点では平均42%減少していました。中和抗体がどの程度持続するかについては、今後明らかにされるでしょう。


なお、厚生労働省は新型コロナワクチン接種後の副反応に関する観察調査を実施しており、厚生労働省HPでその中間報告を公表しています。

※2022年1月31日時点の内容です。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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