Question

新型コロナ感染症で自宅療養中。皆に申し訳なく毎日苦しい

気をつけて生活していたのに感染してしまい、会社や家族に迷惑をかけてしまったと申し訳ない気持ちを抱えて毎日を過ごしています。

女性/30代

2021/12/21

Answer

気をつけて生活されていたということですから、感染が判明したことは相当なショックだったのではないでしょうか。自宅療養では、自分自身で健康観察を行いながら、からだを休めることとなりますが、今のように自分を責める気持ちが強いと、こころが休まらず十分な休養がとれないのではないかととても心配です。これまで対策を続けてきたことや、自宅療養しているご自身を労って、責めすぎないようにしてください。


十分な栄養と睡眠をとって体調を回復させるためにも、自分を責めて考え込んでしまう時間を減らしましょう。療養生活の範囲内で、心身に負担のないこと、やってみようと思えることに取り組んで、気持ちの切り替えを意識してみてください。例えば、本を読んだり、映画を観たり、ドラマやバラエティなどのTV番組を観たりしている間、それに気持ちを集中できれば苦しい気持ちから一時的に離れられると思います。もし申し訳ないと自分を責め過ぎていることに気がついたら、意識して別なことに集中できる時間を取り入れましょう。


周囲に迷惑をかけたのではないかと、申し訳なく思う苦しい気持ちが湧いてくるのも自然なことだと思います。しかし、この気持ちを一人で抱え過ぎてしまうと、苦しい気持ちは膨らむ一方です。できるだけこの気持ちを、ご家族や友人など、あなたが信頼のおける方に聴いてもらうようにしてください。あなたが信頼する相手なら、きっと「遠慮せずに話して」「申し訳ないなんて思わないで」「あなたや誰かが悪いわけじゃない」などと受け止めてくれるのではないでしょうか。また、専門の相談窓口で話してみるのもよいと思います。とにかく、一人で抱え込まないようにしてください。


もし、億劫で何もやる気がしない、気持ちの回復が感じられない、十分な睡眠や食事がとれないなどの状態が続く場合は、迷ったり遠慮をしたりせず、なるべく早く自宅療養者用の相談窓口、かかりつけ医、ご家族など身近な人へ相談してください。

※2022年1月31日時点の内容です。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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