B型肝炎患者とその家族が気をつけること
同居している弟がB型肝炎患者です。本人だけでなく家族で気をつけることは何でしょうか。
女性/50代
2021/12/21
B型肝炎ウイルスは、血液や体液を介した感染です。 通常は経口感染は起こらないとされていますし、食器やコップを共有することでも感染しないといわれています。
B型肝炎ウイルスを保菌している人(無症候キャリア)または、肝炎を起こしている人は、以下のことを注意しましょう。
(1)血液や分泌物がついたものは、むき出しにしないで包んで捨てる。または流水でよく洗い流す。
(2)外傷、皮膚炎、鼻血などはできるだけ自分で手当をし、処置後は、手指を十分い流水で洗う。また他の人の手当を受ける場合には、手当する人が血液や分泌物をつけないように注意してもらう。
(3)かみそり、歯ブラシ、タオルは自分専用にして、他人との貸し借りはしない。
(4)排尿、排便後は流水でよく手を洗う。
(5)食器の洗浄、衣服の洗濯、入浴は通常通りで問題ない。
(6)献血はしない。
明らかに血液がついてしまった場合には、捨てられるものは捨て、そうでないものは、0.5%次亜塩素酸を十分染み込ませたガーゼでよくふき取り、通常の洗浄を行うとよいと思います。
家族や介助者がB型肝炎ウイルスに感染しないようにするには、以下のことを注意しましょう。
(1)医療器具の共用を避ける(鍼、注射器など)
(2)直接、血液に接するような器具の共用を避ける(入れ墨、ピアス、かみそり、歯ブラシなど)
また、家族にB型肝炎患者ないしはキャリアがいる場合は、家族全員にHBワクチンの予防接種を行うことが推奨されます。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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