急に立ち上がると目の前が真っ暗になる
急に立ち上がったりすると、目の前が真っ暗になりしゃがみこんでしまいます。10代のころから続いている症状ですが、病院に行くべきでしょうか。
女性/40代
2021/12/21
起立時に目の前が真っ暗になりしゃがみ込んでしまう、このような症状は一般的に、平衡感覚や自律神経、血圧など循環器系、脳の血流の問題など、さまざまな原因が考えられます。ただ、若年期からの症状が続いているのであれば、脳など急を要する病気は考えにくいでしょう。病気が背景になく、起立時に目の前が真っ暗になる症状は、起立によるごく一時的な脳の虚血状態が原因です。もともと血圧が低い方は、起立などで一時的に血圧が低下するだけでも起こることがあり、特に春や夏は、血管拡張、発汗などによる脱水など、症状を起こしやすくなる要因が増えます。
対処の原則は、立ち上がる、寝床から起き上がる、湯船から出るなど、血圧が一時的に低下しやすい場面では、特に注意してゆっくり動くことです。また、十分な睡眠と規則正しい生活は対処の基本です。その他の生活の注意点をご紹介しましょう。
・十分な水分をとる
脱水を予防しましょう。
・朝食をとる
朝食はからだのリズムをリセットし、体温を上昇させてからだを活動モードにします。主食と主菜、副菜をバランスよくとりましょう。
・適度な運動をする
血流がよくなって血圧が上昇し、症状が軽くなります。ウォーキング、水泳など可能な運動を行い、継続しましょう。
・下肢の弾性ストッキング着用する
上半身の血液量が増え、症状の予防や改善になります。
これらを実践してもなお、症状により日常生活に支障が生じる場合は、内科などの医師に相談されるとよいでしょう。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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