日焼け止めの選び方を教えてください

陽ざしが眩しい季節になると、紫外線が気になり始めます。紫外線には主にA波（UVA）とB波（UVB）があります。A波の特徴はB波よりも波長が長く、皮膚に深く入り込む性質があり、たるみなどの原因になるといわれています。また、B波は波長が短く、肌に影響しやすい性質があり、日焼け、しみ、皮膚がんなどの原因になります。

例年、Ｂ波は3月から10月ごろに多く、A波は年間で大きな変化がありません。そのため、紫外線対策は1年を通じて行うことがすすめられます。日焼け止めの効果を示す指標として、A波に対するPA（Protection Grade of UVA）とB波に対するSPF（Sun Protection Factor）があります。PAは「＋」の数が多いほど、SPFは表示されている数値が大きいほど、紫外線の防御効果が高くなります。

一般的に日常生活ではSPF 5でPA+、炎下のスポーツ時には、SPF 20でPA+++が目安となります。生活シーンに合わせて選択しましょう。また、日焼け止めを塗る範囲ですが、顔以外にも首や手の甲、耳たぶなど紫外線の影響を受けやすい部位には忘れずに塗りましょう。

なお、皮膚が乾燥すると紫外線の影響を受けやすくなります。普段から、保湿のケアもあわせて行うとよいでしょう。