Question

下痢をしている子どもの離乳食

11ヵ月の子どもが1週間前から下痢をしています。下痢の症状は回復に向かっていますが、まだ便が少しゆるい状態です。医師からは、食欲があれば離乳食を徐々にもとの食事に戻すように言われましたが、心配なのでおかゆだけにしています。元気はあり、他のものも食べたがりますが、どのようにもとに戻していけばよいでしょうか。

女性/30代

2021/12/21

Answer

食欲があり元気そうにしているとはいえ、便がゆるい状態が続いていると心配ですね。下痢の症状がひどいときや、食欲がないときには、無理に食べさせることは控えて、十分な水分補給をこまめに行うことが大切です。おっぱいやミルクは飲みたいだけ与えます。ベビーイオン飲料、スープ、薄めたりんご果汁などで水分補給をしてもよいでしょう。冷たいものは胃腸を刺激するため、人肌程度に温めたものを与えましょう。


離乳食は下痢の症状が回復に向かい、食欲も出て、嘔吐がなければ、早めに再開することが基本です。いたずらに離乳食の中断を長引かせると、体力が低下したり、下痢が治りにくくなったりします。


下痢の回復期には、消化がよくおなかにやさしいデンプンを多く含む、おかゆや軟らかく煮たうどん、つぶしたじゃがいもなどがお勧めです。たんぱく質を多く含む白身魚や卵、豆腐なども弱った胃腸や免疫力の回復に役立ちます。おかゆに少しずつプラスしていくとよいでしょう。野菜はほうれん草の葉先やブロッコリーをつぶしたもの、にんじんをゆでてつぶしたものなどがお勧めです。


反対に控えた方がよいものは、海藻、きのこ、ごぼう、れんこん、たけのこなど食物繊維が多く含まれるもの、油脂、脂肪の多い肉や魚、甘味の強いものなどです。


様子をみながら、1週間程度を目安に段階的に食事をもとに戻していくことが一般的です。便がゆるい症状がなかなかよくならない場合には、再受診して医師に相談されることをお勧めします。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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