天気が悪いと頭痛が起こる
天気が悪い日に頭痛が起こります。どうしたらよいでしょうか。
女性/30代
2021/12/21
頭痛には、検査をしても異常が認められない慢性頭痛と、何らかの病気が原因で起きる頭痛があります。天気によって症状が現れるなど、以前から同じような症状をくり返している場合は慢性頭痛である場合が多く、慢性頭痛としては片頭痛や緊張型頭痛などがあります。
天気によって頭痛の症状が出るのは、気圧の変化で血管が拡張しやすくなることが原因ではないかと考えられています。天気による気圧の変化を避けるのは難しいことですが、天気予報を活用し、早めに頭痛に対する対処や準備をしておくことが大切です。慢性頭痛のセルフケアとしては、規則正しい生活を送る、心身のストレスをためない、リラックスを心がける、などがあります。
慢性頭痛の中でも片頭痛の症状があるときは、静かな暗い部屋で安静にすることが大切です。こめかみや額、首の血管の拍動している部分を冷やすと痛みが和らぎます。普段の生活では片頭痛を誘発する食品、たとえば赤ワイン、チョコレート、チーズなどをとり過ぎないようにしましょう。緊張型頭痛では、肩や首を温めて血液の循環を促すことが改善や予防になります。入浴やストレッチなどを上手に行うとよいでしょう。
これらのセルフケアを行っても症状が改善しない場合は、放置せずに医療機関を受診しましょう。特に頭痛のほかに、吐き気やめまい、言語障害、手足の違和感を伴ったり、これまでにない激しい頭痛などが起きたりした場合は、すぐに病院を受診してください。
頭痛の治療としては主に薬物治療が行われますが、治療薬の進歩で痛みをコントロールできるようになっています。主治医と相談しながら頭痛とうまくつき合っていくことが大切です。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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