子宮頸がん検診 <妊婦健診>
最終編集日:2022/7/29
子宮頸がんは、性交渉によりヒトパピローマウイルス(HPV)に感染することが原因で発症します。20~30歳代での発症率が高くなっています。
検査は妊娠初期に行われ、子宮頸部の粘膜を綿棒等でこすって細胞を採取し、異常がないかを調べるもので子宮頸部細胞診と呼ばれ、現在はベセスダ分類で評価されます。異常が見つかった場合は、原則として非妊娠時と同様に異常の程度によりハイリスクHPV検査、コルポスコピー、生検による組織診等の精密検査を行います。
子宮頸部上皮内腫瘍 (cervical intraepithelial neoplasia:CIN)が認められても妊娠中の治療適応は浸潤がんのみなので定期的な細胞診でフォローします。分娩後に自然消退することもあるため、分娩後3カ月以内に再評価を行います。もし子宮頸がんが見つかっても、妊娠継続が許容される場合もあり、進行期や妊娠週数により治療方針を決定します。
監修
JR東京総合病院産婦人科 医長
松浦宏美
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