咽喉頭炎にかかったら

最終編集日:2024/2/26

咽喉頭炎(いんこうとうえん)とは、鼻の奥からのどの粘膜にウイルスや細菌などが感染し、炎症を起こしている状態です。かぜやインフルエンザをきっかけに起こるケースもよくみられます。

のどの粘膜が赤く腫れたり、痛みが出たりするほか、発熱することもあります。ほかにも、たんが出る、せきが続く、ものが飲み込みづらい、声がれなどの症状が現れることがあり、通常は一週間程度で軽快します。


のどが痛いと感じたとき、セルフケアの基本は、安静、栄養・水分補給です。のどの痛みがつらいからと水分や栄養が十分にとれないと、からだの抵抗力がますます低下してしまいます。のどを刺激しないように、飲み込みやすく消化のよいもので栄養をとるようにしましょう。熱すぎるもの、辛いもの、酸味の強いものは刺激になるので注意が必要です。また、回復には乾燥が大敵です。水分をこまめにとり、室内の湿度を40〜60%に保つようにしましょう。のどあめなどを口に含んで唾液の分泌を促すのもおすすめです。


症状が強くてよく眠れなかったり、自宅で療養してもなかなか回復しないようなときは、耳鼻科の受診を検討しましょう。

咽喉頭炎は対症療法が基本です。のどの痛みを抑える、熱を下げるといった症状にあわせた薬を服用しながら安静に過ごして回復を待ちます。のどの痛みは、からだの抵抗力が落ちているというサインです。症状が改善するまで無理をせずにゆっくり療養しましょう。

監修

保健同人フロンティアメディカルチーム

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