お風呂はお熱いのが好き?

最終編集日:2022/2/13

1日の疲れを癒やす入浴は、皮膚を清潔に保ち新陳代謝を促すほか、血行をよくして体を温め、心身の疲労回復やリラックス効果などが期待できます。しかし、寒い季節は入浴時の事故が増加する傾向にあり、熱いお風呂などには注意が必要。ここでは、体への負担が少ない入浴法をご紹介します。


①お湯の温度はぬるめに設定する

38~40℃の湯温が、リラックス効果が高く安全とされます。熱いお風呂は血圧変動が大きくなりやすいので、控えたほうがよいでしょう。ぬるめの湯で体の芯まで温めると、入浴後も温かさが続きます。


②浴室内と脱衣場の温度差に注意

浴室内と脱衣所の温度差が大きいと、血圧が上昇し心臓や血管に負担をかけます。冬場は脱衣場に暖房器具を置く、事前に浴槽のふたを開けて熱いシャワーを出すなどで、浴室と脱衣場を温める工夫をしましょう。


③かけ湯をしてから湯船に入る

かけ湯は手や足など心臓から遠い場所から行いましょう。かけ湯の回数が多いほど、血圧の急な変動を抑えることができます。


④入浴方法と時間を守る

のぼせにくく、心臓への負担が少ない半身浴がおすすめです。時間は15~20分が目安。体力のない人や高齢者でも安心です。


⑤入浴の前後に水分補給をする

発汗などで体内の水分量が減ると血液が固まりやすくなります。入浴前後にコップ1杯の水や麦茶などを飲むようにしましょう。


入浴中の事故は、とくに高齢者に多くみられます。体調がすぐれないときは無理をせず、手湯や足湯、体を湯でふく程度にとどめましょう。浴室は滑りやすいこともあるので足元にも注意。また、飲酒後すぐの入浴なども控えるようにしてください。


監修

保健同人フロンティアメディカルチーム

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