人のSNSに嫉妬心を覚えたら?

最終編集日:2023/1/26

イベントごとの多い冬は、家族や友人と集まったり出かけたりする機会も増え、その様子や思い出をSNSに投稿する人もいることでしょう。SNSを通じて友人や知人の私生活を垣間見たとき、その幸せそうな姿に「いいなぁ」「うらやましいなぁ」と感じたことはありませんか。ついつい自分の生活と比べてしまい、うらやましい気持ちが「嫉妬」という強い感情に発展してしまうケースも少なくありません。


嫉妬は誰もが抱くごく自然な感情であり、それ自体は悪い感情ではありません。しかし、嫉妬心が強くなると相手に対して否定的になったり攻撃的になったりするだけでなく、自分自身に強い嫌悪感を抱くようになります。人を妬ましく思う気持ちは不快なものであり、あまり抱きたくない感情であるのは確かです。


では、なぜ嫉妬心が生まれるのでしょうか。

嫉妬の裏にあるのは「他人と自分を比較する」という行為です。他人が持っていて自分が持っていないものに目が向き、自身の心を惑わせ、優劣を感じることで嫉妬が生まれます。


嫉妬はネガティブな感情に思われがちですが、ポジティブに捉えれば「成長したい」「自分を高めたい」という向上心ともいえるでしょう。自分が求めるものや、なりたい姿を知るチャンスともいえます。また、つい「自分が持っていないもの」に目がいってしまいますが、他人が持っていなくて自分にはあるもの」も忘れてはいけません。隣の芝生はいつでも青いものです。


SNSは情報を得たり楽しんだりするためのツールです。もしも嫉妬心が湧き上がってうまくコントロールできないときは、一度SNSから離れてみるのもいいでしょう。自分なりのSNSのルールを作るのも1つの方法です。

嫉妬心を否定したり排除したりしようとせず、上手に付き合うことを目指すことが、SNSを心穏やかに楽しむためのヒントかもしれません。

監修

保健同人フロンティアメディカルチーム

この傷病に関連したQ&A

関連するキーワード

感情コントロール
嫉妬
SNS
本サービスに掲載される情報は、医師および医療専門職等の監修の元、制作しております。監修者一覧および元となる情報はこちらからご参照ください。
みんなの家庭の医学 アプリイメージ
アプリでも

みんなの家庭の医学

歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談が利用可能

QRコード

※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。