ひどい寝汗の対処法
最終編集日:2024/6/10
梅雨時は湿度が高くて寝苦しく、寝汗もかきやすくなります。不快と思うかもしれませんが、寝汗をかくことで体温を下げることができ、良質な睡眠につながります。しかし、寝汗をたくさんかく場合は注意が必要です。
●寝汗がひどくなる原因
過度な疲労やストレスにより自律神経が乱れ、交感神経と副交感神経の切り替えがうまく機能しなくなると、寝汗がひどくなることもあります。そのほか、レム睡眠(浅い眠り)時の夢による精神への影響、室温や湿度、通気性の悪い寝具や寝衣などの環境、アルコールや水分のとりすぎ、肥満などが原因で生じたりします。
●気になる寝汗を改善するには
・寝具の選び方
パジャマは吸水性、吸放湿性が高い素材(綿・麻・シルクなど)を、シーツは寝汗の蒸発を促せる速乾性の高いものを選ぶとよいでしょう。
・寝室の環境
寝室は、室温だけでなく、サーキュレーターやエアコンを活用して湿度をコントロールするとよいでしょう。
・お酒の飲酒量
私たちの体は、お酒を飲んだ時に体内で発生するアセトアルデヒドという有害物質を汗として排出しようとするため、飲みすぎによって汗を多くかきます。多汗につながるような多量飲酒は控えましょう。
・自律神経を整える
不規則な生活や疲れからくる自律神経の乱れによる発汗を改善するには、生活リズムを整えることが重要です。バランスのとれた食事、十分な休息、ゆっくりお風呂に入るなど、頭も体もリラックスしやすい状態を保つことが大切です。
・上手に気分転換を図る
適度な運動や趣味などで気分転換を図り、上手にストレスを解消しましょう。
生活改善に取り組んでもひどい寝汗の症状が続き、発熱や体重減少、動悸、手の震えなど、ほかの症状を伴う場合は何らかの病気の可能性もあるので、かかりつけ医や内科医を受診してください。
監修
保健同人フロンティアメディカルチーム
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