平日の寝汗がひどい
仕事のある平日だけ寝汗をかいています。3か月前に転職したこともあり、慣れない業務でストレスを感じているせいでしょうか?
男性/30代
2024/07/25
平日だけ寝起きの寝汗がひどいとのこと。
就寝時に汗をかいて体温を下げることは良質な睡眠につながりますが、過度な疲労やストレスにより自律神経が乱れ、交感神経と副交感神経の切り換えがうまくいかずに、寝汗がひどくなることもあります。そのほか、睡眠周期の浅い眠り、レム睡眠期の夢による精神活動の影響、室温や湿度、通気性の悪い寝具や寝衣などの環境、アルコールや水分のとりすぎ、肥満などが原因で発汗が増えることもあります。
寝汗の対策として、まず日常生活上の注意点をご案内します。
パジャマは吸水性、吸放湿性が高い素材(綿・麻・シルクなど)を、シーツは寝汗の蒸発を促せる速乾性の高いものを選ぶとよいでしょう。寝室は室温だけでなく、サーキュレーターやエアコンを活用して湿度をコントロールするのも効果的です。
過度の飲酒や寝酒は控えましょう。お酒を飲んだ時に発生するアセトアルデヒドを体内から汗として排出しようとするため、寝汗が増えることがあるからです。また、疲労やストレスから生じる自律神経の乱れを改善するには、生活リズムを整え、栄養バランスのよい食事、十分な休息や気分転換も大切です。お風呂にゆっくりとつかる、軽い運動やストレッチ、マッサージなどで、心身ともにリラックスしやすい状態を保つとよいでしょう。
休日には趣味や心地よいと思える時間を生活に取り入れ、少しずつでもストレスの解消を図りましょう。生活改善に取り組んでみても症状が続く場合や、発熱、体重減少、動悸、手の震えなど、ほかの症状を伴う場合には、治療が必要な病気がないか診ていただくためにも、かかりつけの内科へのご相談をおすすめいたします。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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