爪のくいこみ

最終編集日:2024/1/19

概要

爪がまわりの皮膚にくいこむことで軟部組織に炎症が生じ、痛みや腫れなどの障害が生じている状態を「陥入爪」といいます。陥入爪はおもに足の親指に生じ、爪の側縁先端部分が周りの皮膚に突き刺さったような状態になります。陥入爪が起こる原因は、おもに次のようなものです。

●爪の切りすぎ

陥入爪の状態になるもっとも多い原因は、爪の切りすぎです。爪を短く切りすぎると新たに爪が伸びるにつれ、周囲の皮膚にくいこみやすくなります。


●サイズの合わない靴

パンプスやサンダルなど幅の狭いデザインの靴を履いていて、本来のサイズよりも小さく窮屈である場合に陥入爪を発症しやすくなります。靴のなかで常に足が圧迫され、側方から締めつけられることで爪がくいこみやすい状態になることが原因です。


●浮き指、指の回内

立ったり歩いたりするとき、本来ならば足の指は爪を広げる力を地面から受けますが、この力がかからない、または偏った方向からかかる状態がつづくと巻き爪や陥入爪を招くことがあります。足の指が地面に着かない状態である「浮き指」や親指が内側にねじれる「回内」などの癖がある人、寝たきりの人などはリスクが高いといえます。


●爪白癬(爪水虫)

爪白癬は爪の変色から始まりますが、進行すると肥厚や湾曲など爪の変形を伴いますので、最終的に陥入爪になることがあります。

受診の目安

救急車を呼ぶ・ただちに医療機関を受診

・立ったり歩いたりできないほど痛みが強い

医療機関を受診

・周囲の皮膚が化膿して膿が出ている

・周囲の皮膚に肉芽ができて出血している

・糖尿病がある(重症な細菌感染症を招く恐れがあるので)

様子をみる

・痛みはあるが炎症はない

・くいこんでいる部分にコットンなどをはさんだら痛みが軽減した

セルフケア

陥入爪のケアには、爪を常に清潔にして、切りすぎないようにすることが大切です。爪白癬のある方は皮膚科で治療しましょう。また、サイズの合わない靴は爪だけでなく、からだにも悪影響を与えます。同じサイズでも、靴によって長さや幅は異なります。できるだけ自分の足にフィットした靴を探しましょう。

監修

関東中央病院 皮膚科部長

鑑慎司

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