Question

うつ病の夫、セカンドオピニオンをとるべき?

仕事のストレスで夫がうつ状態となり、定期的にカウンセリングを受けています。半年以上、治療を続けていますが、一向によくなる気配が見られません。セカンドオピニオンをとることを考えていますが、違う医師に診てもらうことが余計に夫のストレスにならないかと心配です。現在のクリニックでもう少し様子をみるべきでしょうか。

女性/50代

2021/12/21

Answer

セカンドオピニオンの利用を検討されているようですが、今までの治療の様子を見ていて改善の手応えがないように思われたので、「現在の治療方法で果たして本当によいのだろうか」という気持ちになられたようですね。その気持ちの背景には、病気についてわからないことが多く、主治医ともっと話をしていろいろと尋ねたい気持ちが強くなっているのではないでしょうか。


医師が相手だと話しにくいと感じたり、「こんなことを聞いてもよいのだろうか」などという遠慮があるかと思います。しかしながら、医師も患者家族から質問されて気づくことや、対話の中に治療するうえで役立つ重要なエピソードを見つけることもあります。


例えば、「うつ病の治療と療養を続けているのですが、家族から見ると怠けているようにしか見えません。このままで大丈夫でしょうか」と自宅療養の見守り方に不安を感じているとします。実際にこの質問はよくあるものですが、療養では、うつ病の人がのんびりと過ごすことは必要とされています。主治医からみて、このような過ごし方は「療養の環境が整っているし、本人の焦りも解消されてきている」と理解されます。相談されたご家族は、接し方がこれでよいかどうかという点が医師に確認できると、不安が解消されることでしょう。十分なコミュニケーションをとることは、医師、患者家族、双方にとって不安の解消になると考えられます。つまり、治療においてご家族からの情報はとても大事なものなのです。


ですから、セカンドオピニオンを受ける前に、患者当人はもちろんのこと、ご家族も不安に思っていることや気になっていることについて、じっくりと主治医とご相談いただければと思います。そして、主治医から説明されたことを参考にして旦那様の状態を見守り、気になることがあれば再度相談をして、共に旦那様の治療に参加してもらえればと思います。


もし、主治医から説明を受けた上でも気になることが残ってしまい、相談を繰り返しても説明に納得しがたい部分を感じたならば、そのときは旦那様とも相談のうえ、セカンドオピニオンを考えてみてはいかがでしょうか。


ご家族として、いろいろと不安なことが多くあるとは思いますが、うつ病の回復には時間がかかる場合があります。旦那様が回復するまでは、ご家族としても焦る気持ちがあるとは思いますが、「のんびりと構えることが回復につながる病気」と考えていただき、旦那様を見守っていただけたらと思います。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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