いぼ痔が出たまま戻らず、痛くて座っていられない
いぼ痔になってしまい、外に出たまま戻らない状態です。痛みが強くて座っているのがつらく、市販の薬で対処していますが治まりません。病院へ行ったほうがよいでしょうか?
この質問への回答
みんなの家庭の医学メディカルチーム
痔の中でよくみられる疾患には、痔核(内・外痔核)、裂肛、痔瘻(じろう)の3つがあります。
痔核は、通称「いぼ痔」と呼ばれ、肛門の外側にできる外痔核と、内側にできる内痔核があります。外痔核はうっ血して腫れ、血栓ができると歩いたり座ったりするだけでも強い痛みが出ることがあります。内痔核は、通常、強い痛みは少ないとされていますが、うっ血して大きくなり外側に出てしまうと、痛みを伴います。内痔核が外に出て戻らなくなり、強い痛みがある状態を嵌頓痔核(かんとんじかく)といいます。
ご相談者の場合、痛みが強く、日常生活に支障が生じているようですので、今の対処法で経過をみるよりも、肛門科や外科を早めに受診することをおすすめします。
一般的な治療として、外痔核の多くは座薬や軟膏、痛み止めなどの薬を使って改善します。血栓が大きく強い痛みがある場合は、外来で血栓を取り除く処置が行われることもあります。
内痔核が外に出て戻らなくなったり痛みがひどくなったりした場合には、薬による治療や、必要に応じて手術が行われることもあります。なお、自分で無理に押し戻すと、痛みが増したり、傷がついたりすることがありますので注意が必要です。
セルフケアとしては、排便習慣を整えて、便秘や下痢を避けることが大切です。十分に水分をとり、バランスのとれた食事を心がけ、規則正しい生活を送るようにしましょう。睡眠不足やストレスは排便習慣が乱れる原因となります。また、肛門周辺の静脈がうっ血しないように、長距離運転やデスクワークで長時間座りつづけることなども避けましょう。強い痛みがある場合は、入浴や座浴で血行を促すことで、症状がやわらぐことがあります。ただし、腫れや熱感が強く、かえって痛みが増す場合は無理をせず中止してください。
とくに、強い痛みが続く、出血の量が多い・頻回に続く、発熱・倦怠感・めまいなどほかの症状を伴う場合は、自己判断で様子を見ずに、早めに受診することが大切です。

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