子どものインフルエンザワクチン、過剰接種しても大丈夫か

2025/10/07
先日、自分の勘違いで、2歳の娘に、インフルエンザワクチンを3回接種してしまいそうになりました。事前に気がつき、ことなきを得たのですが、もしも過剰接種してしまった場合、どんなリスクがあるのでしょうか?
この質問への回答
みんなの家庭の医学メディカルチーム
WHOで定められているとおり、3歳未満のインフルエンザワクチンの接種量および接種回数は、0.25mL×2回が標準です。インフルエンザワクチンは不活化ワクチンのため、万が一、過剰投与されていたとしても、生ワクチンのように大きな影響は出ないといわれています。
不活化ワクチンは、細菌・ウイルスを加熱や薬剤などで処理し、毒性や感染力をなくしたものを原材料としてつくられています。このため、細菌やウイルスが体内で増殖することはありません。免疫をつけるまで複数回の接種が必要ですが、免疫が低下した人にも生ワクチンより安全に投与できるというメリットがあります。
インフルエンザワクチンは毎年、その年の流行を考えてつくられています。1年以内に抗体や効力が下がっていくことも見込んでいます。仮に過剰に投与してしまった場合、その後に変わった様子が見られなければ心配ないと思いますが、念のため、小児科のかかりつけ医などに相談すると安心でしょう。


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