仕事での緊張感から睡眠障害に。どうすれば…

男性/30代
2025/10/03

重要な仕事を任され、日々の緊張感からか睡眠障害の症状が現れるようになってしまいました。具体的には、寝つきが悪い、夜中にうなされて目が覚め眠れなくなるなど、慢性的な睡眠不足で困っています。どうすればよいでしょうか?

この質問への回答

みんなの家庭の医学メディカルチーム

重要な仕事に取り組まれている中、緊張感による不眠が続く毎日は、大変おつらい状況かと思います。疲れもたまっていることと思われますので、まずは、心身の休養を十分とられることをおすすめします。


一般的に、睡眠のために心がけるとよいとされているセルフケアをご紹介します。


●就寝前には、覚醒作用のある刺激物(カフェイン、たばこなど)を避けます。軽い読書、気持ちが落ち着く音楽、アロマテラピー、軽いストレッチなど、リラックスできる方法をとり入れましょう。スマートフォンやテレビなどの使用で脳へ刺激を与えることは、就寝前は避けましょう。

●毎日同じ時間に起床し、日の光を浴びましょう。就寝はできるだけ同じ時間にします。

●規則正しく1日3食の食事をとりましょう。

●睡眠薬代わりの寝酒は眠りを浅くさせるので、避けましょう。

●夜は明るすぎない照明にしましょう。

●入浴の温度はぬるめ(40℃前後)にしましょう。

●眠くなるまで寝床に入らない、眠れないときは起きて気分を変える、睡眠時間を決めない、など「眠ること」に過度に執着しないことも大切です。


上記のすべては難しくても、できることから試してみることをおすすめします。

帰宅後も仕事の緊張感がほぐれないようでしたら、心身をリラックスさせることを中心に実践してみてはいかがでしょうか。就寝前、20分でも30分でもよいので、ゆったりとした気持ちで軽いストレッチや腹式呼吸、深呼吸などをベッドの上で行ってみるのも効果的です。


睡眠障害の受診の目安は、2週間以上、症状が続いているかどうかです。上記のようなセルフケアを試みても効果がみられない場合には、内科や睡眠外来、心療内科などの受診がすすめられます。また、体調も含め、仕事についての悩みや不安について、職場の上司などに改めて相談してみてはいかがでしょうか。



Xで送る
LINEで送る
Facebookで送る
URLをコピー
みんなの家庭の医学 アプリイメージ
アプリでも

みんなの家庭の医学

歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談が利用可能

QRコード

※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。