アルブミン値が低め…食事で改善するには?

2025/07/29
血液検査の結果、アルブミン値が低めで経過観察となりました。食事の見直しで数値は改善できますか?
この質問への回答
みんなの家庭の医学メディカルチーム
アルブミンは血清中の主要なたんぱく質で、栄養状態や肝臓・腎臓の機能の評価に用いられます。アルブミン値が低い場合、いくつか原因が考えられますが、その一つに栄養不良があります。
栄養不良の場合は、食生活の見直しにより改善が期待されます。食生活改善のポイントをご紹介します。
●たんぱく質をしっかりとる
アルブミンの材料となるたんぱく質は、肉、魚、卵、大豆製品、乳製品に多く含まれています。特に動物性たんぱく質は体内で効率よく利用されます。一つの食品に偏らず、満遍なく毎日の食事にとり入れることをおすすめします。
●欠食を避ける
食事を抜くと、1日に必要なたんぱく質が不足する可能性があるため、1日3食とるようにします。
●栄養バランスのよい食事を心がける
摂取したたんぱく質を効率的に利用するためには、エネルギーや代謝に関わるビタミンも必要です。エネルギー源となるごはん、パン、麺類、ビタミンの給源となる野菜や果物なども毎日の食事にとり入れましょう。一汁三菜(主食、汁物、主菜1品、副菜2品)を目安にし、乳製品や果物もとるとよいでしょう。
経過観察の指示がある場合は、医師の指示に従いながら、上記のような食生活の改善に取り組みましょう。気になる症状がある場合は、医療機関への相談をおすすめします。


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