オフィスの冷房が強すぎて、毎日つらい

夏になると、毎日、オフィスの冷房が強すぎて、冷えで困っています。設定温度をあげたくても、いろいろな意見があってなかなか改善されず、自身で対策が必要です。何かよい方法はありますか?
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
職場など、多くの人が協働する場では、空調の設定温度で意見が食い違う、というのはよくある話です。冷房がききすぎて寒く感じるとき、寒さや冷えに弱い人にとって、長時間の勤務をするのはつらい環境かと思います。冷えにくい場所への席替えなどの対応が難しい場合、自身で冷えを緩和するための対策が必要です。
室内でからだを冷やしすぎないためのポイントをご紹介します。
●首や肩を冷やさない
冷房によって首や肩が冷えると、血液循環が悪化して筋肉内の疲労物質が滞り、肩こり、首こり、目の疲れなどの不調につながることがあります。首や肩は、ストールなどで保護するとよいでしょう。冷えたと感じたら、濡らしたタオルを電子レンジで加熱した(500Wで30秒ほど)蒸しタオルで温めるのもおすすめです。
●飲み物は常温の水や温かいお茶などがおすすめ
冷房が効いた室内に長時間いるような場合の飲み物は、温度に注意が必要です。胃腸が最も活発に働くのは、体温に近い温度とされています。飲み物は常温から人肌程度の温度がよいでしょう。
●室内と室外の温度差は5℃以内が理想
室内と室外の温度差は、5℃以内が理想です。体温調節は自律神経の働きで調整されていますので、気温の変化が大きければ自律神経に負担がかかり、体調を崩す原因になります。特に女性は男性と比べて筋肉量が少なく、からだを冷やしやすい傾向があります。何か1枚、上にはおるものを用意しておくと安心です。
職場には、通常、産業保健スタッフと呼ばれる産業医や保健師が在籍しています。つらい状況をひとりで抱え込まず、職場環境について相談されることをおすすめします。


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