「コリン性蕁麻疹」は一般的な蕁麻疹と何が違うの?

2025/06/11
「コリン性蕁麻疹」という病気があると聞きましたが、一般的な蕁麻疹と何が違うのでしょうか?
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
「蕁麻疹(じんましん)」は、皮膚の一部に膨疹(膨らんだ発疹)が突然に現れ、比較的短時間で跡を残さずに消失する疾患です。
かゆみを伴い、膨疹の大きさはさまざまです。全身のどの部位にも発症しますし、地図のように広がることもあります。
食べ物や薬、日光、汗、温熱や寒冷、ストレスなど、さまざまな原因で発症しますが、直接的な原因がわからないものがほとんどです。また、ひとつの蕁麻疹にいくつかの原因が関係していることや、同時にふたつのタイプの蕁麻疹が現れることもあります。
「コリン性蕁麻疹」は、蕁麻疹の種類のひとつで、原因や症状の特徴・定義がわかっているものです。
小児~若年層に発症することが多く、かゆみを伴う1~4mm程度の赤い膨疹が体幹(頭・手足を除く胴体部分)を中心に現れます。膨疹と膨疹がくっつくことはありますが、ほかの蕁麻疹のように、大きな平べったい膨らみが現れることはありません。
入浴や運動でからだが温まったとき、暑い場所にいるとき、緊張しているとき、辛い食べ物を食べたときなど、汗をかくことが原因で発症します。膨疹が現れてから数分~2時間以内に消失することがほとんどですが、汗をかくと再び症状が現れます。さらに、アトピー性皮膚炎を合併するケースも多いことがわかっています。
症状が強く頻繁に起こる、日常生活に支障が出る場合には、皮膚科への受診がすすめられています。


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