肝斑は市販の薬を飲めば改善されるの?

女性/30代
2025/05/15

両頬に肝斑と思われる薄いシミができてしまい、気になっています。市販の薬を飲めば改善されるのでしょうか?

この質問への回答

保健同人フロンティアメディカルチーム

肝斑とは、両頬を中心に左右対称にできるシミ(色素斑)です。30~40歳代の女性に好発し、発症には女性ホルモンが影響していると考えられています。

治療には、メラニンの生成を抑えるビタミン剤、美白剤の服用や外用などが用いられます。内服薬や外用薬と併用して、レーザー治療やイオン導入を行う場合もあります。いずれの治療においても、保険適応外となるケースが多いようです。


肝斑は根治が難しいものであり、治療の効果がわかるまでに数カ月ほどかかります。また、自身の肌に合う薬剤や治療方法を選択することが重要です。そのため、市販薬で改善することは難しいと思われます。

一方、肝斑は、医療機関で適切な治療を行うことで、改善できる疾患であると言われています。シミの種類を識別し、シミに合った治療を行うことが大切ですので、皮膚科の医師の診察を受け、治療を行うことをおすすめします。


肝斑の予防、悪化を防ぐためには、日常生活におけるセルフケアも重要です。

年間を通して、日傘や帽子、サングラスなどを使用し、紫外線を避けるようにしましょう。物理的な刺激も悪化につながりますので、過度なクレンジングや洗顔などを避け、皮膚をごしごしこすらないようにすることも大切です。そのほか、ストレスを溜めないよう、気分転換や十分な休養を取ることも、女性ホルモンの乱れを防ぐことにつながります。


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