昼休み女性グループからの質問攻めが苦痛

職場での昼休み時間の過ごし方について、悩んでいるのですね。母国とは異なった文化や環境の中、苦労している姿が目に浮かびました。

　昼休みの過ごし方というのは、職場によってかなり違いがあると思います。日本では団体で行動することが多いと思われているようですが、必ずしもそうでもなく、個別で行動する人も多くいます。ただ、あなたの職場では、一緒に食事を取る習慣となっているという状況なのでしょう。そのうえ、プライベートなことまで質問攻めにされるとなると、不快な気持ちにもなりますよね。

　この場合、一緒に食事はとるけれども、質問をうまくかわすという方法と、昼休みを初めから別行動にし、食事自体を一緒にとらないという方法があると考えられます。

前者の場合には、質問をされてもあまりはっきりと答えずに、話題を変えたり、相手に質問をしたり、という対応を続けます。あなたがその女性グループと、どのくらいの期間一緒に仕事をしているのかはわかりかねますが、一般的には、時間の経過とともに、そういった質問は少なくなると思われます。付き合い当初から、あなたがプライベートな質問には答えない人であることを周囲が認識すれば、聞かれることも自然と減ってくるのではないでしょうか。

それでもプライベートな質問をし続けてくる場合には、「そういった話は職場ではあまりしたくない」という意思を、はっきり伝えてもいいかもしれません。その際には、質問をした相手に不快感を与えないよう、相手の問題ではなく自分の価値観であると表現するなど、伝え方を工夫することも大切です。

しかし、「休み時間まで一緒に行動するのは違和感がある」とありましたので、あなたとしては、本当は別行動にしたいという思いがあるのではと感じました。もしそうであれば、思い切って、別々に行動してみるのもよいのではないでしょうか。

例えば、「用事があって行きたいところがある」「運動不足なので少し散歩をしたい」など、自分のやりたいことがあると伝えてはいかがでしょうか。状況や相手との関係性にもよりますが、こういったときには、あまり長く説明するよりは、「○○したいので、今日は△△に行きますね」など、短く簡潔に伝え、行動に移したほうがよいと思います。日本人でも、個人で行動するほうが好きな人は多くいますので、団体で行動しなければならないと思いすぎなくてもよいでしょう。

長年グループで食事を取ることが当たり前になっていると、あなただけが別行動をすることに、違和感を覚える人もいるかもしれません。そういった感情が悪い方向に行かないように、昼休み以外の時間では同僚と十分にコミュニケーションを取り、よい関係でいられるよう心がけてはいかがでしょうか。日ごろから、良好な関係性を築いていれば、昼休み時間に別行動をしても、不快に思う人はいないでしょう。