不安で何度も確認をせずにはいられない

人は、不安を「考えないようにしよう」と思うと、余計にそれに囚われてしまうことがあります。そういった場合の対処法として、空を流れる雲のように「いつもそこにあるもの、浮かんでは流れて消えていくもの」として、そのままにしておくという考え方があります。そうすることで、頭にはずっとあったとしても、少しずつ気にならなくなってくるということもあります。

また、不安感というのは、不快な感情ではありますが、不安感があるからこそ私たちはあらかじめ何かに備えたり、慎重に物事を進めたりすることができます。不安感というのはなくしてしまおうと思っても拭い去るのは難しいものです。そのため、不安を受け入れるための思考法として、「不安があるからこそ危険に備えられる」という考え方があります。あまりに頻繁に確認することは疲労につながってしまいますが、不安があるからこそ変化に早く気づいて対処できると捉えることもできると思います。

ただし、精神的な辛さが強い時には、心療内科などの医療機関で診てもらったり、場合によってはカウンセリングを利用するのも一つの方法です。気持ちが少しずつでも軽くなることを願っています。