歯科のレーザー治療はどんな虫歯でも対応できる?

2025/04/17
歯科のレーザー治療は痛みが少ないと聞きますが、どんな虫歯でも治療できるのでしょうか?
この質問への回答
医療法人社団 溝口デンタルオフィス 理事長・院長
溝口 尚
虫歯のレーザー治療の大きなメリットは、歯を削る箇所が最小限で済むことです。ピンポイントで照射し、病巣部を除去するため、歯の健康な部分をほぼ削らずに治療することができます。そのため、初期の小さな虫歯に対して大変効果的な治療法といえます。
一方、進行した虫歯は病巣部が大きかったり、歯の深い部分に位置していたりするため、レーザー治療だけでは対応が難しい場合があります。この場合、ドリルで歯を削る方法を併用し、歯の神経をできるだけ残す治療に使用します。また、過去の虫歯治療によって詰め物や被せ物がある歯に再び虫歯ができた場合は、詰め物や被せ物をドリルで除去してからレーザー治療を行うことになります。
虫歯ができた箇所や状態によって、レーザー治療ができるかどうか、あるいはドリルと併用するかどうかはケースバイケースです。歯科医と相談して、最適な治療法を選択するとよいでしょう。


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