マダニらしき虫に刺され、自分で引き抜いてしまった

男性/40代
2025/04/01

虫がついていることに気づき自分で取ってしまったのですが、マダニだったのではと不安です。マダニが媒介する感染症も多いと聞きますが、どうしたらいいですか?

この質問への回答

埼玉医科大学医学部 国際医療センター 感染症科・感染制御科 教授 関 雅文

マダニに刺されると、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)や、日本紅斑熱、ダニ媒介脳炎(TBE)、ツツガムシ病などの病気に感染する可能性があります。ただし、すべてのマダニがこれらの病原体を持っているわけではなく、病原体を有するマダニの割合は多くないため、過剰に心配する必要はありません。


マダニは感染症にかかった人の血を吸うことで病原体を持つようになり、別の人の血を吸うときに感染させます。体長は3~8mm程度で、肉眼で確認できるほどの大きさですが、皮膚に取りついてすぐは痛みやかゆみが現れず、気づかないことも多いようです。数日から10日ほどの間、皮膚に口器を突き刺して血を吸い続け、血で体がふくらんで10~15mm程度になってからはじめて気づくケースもあります。


マダニを自分で取り除いた場合、口器の一部が皮膚内に残って化膿したり、病原体が体に広がって感染したりする可能性があります。ただし、感染していたとしても、症状が出ていない間は検査することができません。3週間程度は、発熱や倦怠感、発疹、関節痛、腹痛、下痢などの症状が出ないか様子をみて、症状が現れた場合にはすみやかに皮膚科や内科を受診しましょう。その際は、マダニに刺された可能性があること、その時期や刺された箇所などを医師に伝えてください。



 ※2025年2月17日時点の内容です。



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