Question

コンタクトレンズが原因で目の細胞は減る?

コンタクトレンズをつけていると、目の細胞が減るという話を聞きました。毎日、使用しているので不安に思っています。細胞が減ると、目にどのような影響があるのでしょうか?

男性/40代

2024/12/25

Answer

目の角膜は、5層構造になっていて、その一番内側にあるのが角膜内皮細胞です。コンタクトレンズにより角膜の表面が覆われると、涙液中の酸素が不足し、角膜が酸素不足に陥ることもあります。一般的に、健康な人でも角膜内皮細胞の数は加齢とともに減少していきますが、角膜が酸素不足に陥ると、角膜内皮細胞は減るといわれています。

一度失われた角膜内皮細胞は再生せず、減りすぎると本来透明な組織である角膜が濁る要因にもなります。また、さらに角膜内皮細胞の減少が進むと、視力が低下し、失明につながる場合もあります。


目に起こる障害を防ぐには、眼科でコンタクトレンズの処方を受け、正しく使用したうえで、定期的に検査を受けることがすすめられています。目の不調などを感じた場合は、コンタクトレンズの使用を中止し、眼科を受診されるとよいでしょう。


回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

関連するキーワード

視力低下
眼科
本サービスに掲載される情報は、医師および医療専門職等の監修の元、制作しております。監修者一覧および元となる情報はこちらからご参照ください。
みんなの家庭の医学 アプリイメージ
アプリでも

みんなの家庭の医学

歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談が利用可能

QRコード

※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。