くしゃみや咳をすると下腹部に強い痛みが…

下腹部の痛みは、心身両面のさまざまな原因で現れます。胃腸など、からだの問題(器質的要因)が原因の場合は、内科を受診します。器質的要因の場合の特徴として、一般的には、時間の経過とともに痛みがはっきりしていき、原因となる病気特有の症状(吐き気や嘔吐、下痢、血便、発熱など)を伴うケースが多いようです。

そのような症状を伴わず、短時間で自然に治まる場合のほとんどが、心身の疲労や食事などの影響によって一時的に腸の動きが乱れ、症状が現れたと考えられます。

ご相談者が心配されている子宮内膜症の一般的な症状は、月経痛、非月経時の慢性骨盤痛、性交痛、排便痛などです。とくに月経痛は子宮内膜症患者の約90％にみられ、その多くは鎮痛薬を必要とするほどの強い痛みがあるといいます。月経痛を含む、上記の症状がある場合は、婦人科への受診がすすめられます。

以上を参考に、症状が続くようでしたら、内科または婦人科を受診し、相談されることをおすすめします。