インフルエンザの予防接種を受けたのに感染した

女性/30代
2024/12/02

1カ月前にインフルエンザの予防接種を受けましたが、感染してしまいました。周囲にも同じような人がいるのですが、インフルエンザのワクチンは、効果に個人差があるのでしょうか?

この質問への回答

保健同人フロンティアメディカルチーム

インフルエンザはウイルスによる感染症です。

現在のインフルエンザワクチンは、感染をある程度予防すること、また感染してしまった場合の重症化や死亡を予防することに一定の効果があるとされています。したがって、インフルエンザワクチンを接種してもインフルエンザを発症する人はいます。


ワクチンはそのシーズンに流行するウイルスのタイプを予測して、A型とB型の両方に効果があるようにつくられています。ワクチンの効果が発揮されるまでには2週間程度かかるため、流行する前に、予防接種を受けることがすすめられています。


ウイルスなどの感染症の発症には、免疫機序が関係しています。免疫の働きには個人差があるので、同じように感染源にさらされても、発症する人としない人がいることは事実です。ただ、免疫機序にはまだ解明されていない部分も多く、遺伝的要素などとの関係については何ともいえないのが現状になります。


ワクチンだけでインフルエンザを防ぐことはできません。予防の基本はウイルスとの接触を避けることなので、手洗いやうがいなど、感染予防対策を徹底することが大切です。


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