Question

身に覚えのない青あざが手足の甲にできる

記憶はないのに、手足の甲にぶつけたような青あざができていることがあります。大きさは直径1cm前後で、触っても痛みはなく、自然に治ります。何か病気の兆候ではないかと心配なのですが、受診する場合は、どの診療科がよいでしょうか。

女性/40代

2024/11/05

Answer

血管が破れて出血すると、血液中の血小板や血液凝固因子が働いて止血します。何らかの原因でこの働きに異常が起こると、「出血しやすい」「内出血が起こりやすい」状態になります。

青あざ(内出血)の原因はさまざまですが、肝臓や血液などの病気、治療薬の影響などの器質的な要因以外には、加齢などの生理的要因で現れやすくなることもあります。また「単純性紫斑」といって、20~40歳代の女性にみられ、原因となる病気がなく、治療の必要はないものもあります。

器質的な要因では、多くの場合、手足の内出血に限らず、鼻出血や歯ぐきからの出血などもみられ、発熱や倦怠感(だるさ)、めまいやふらつきなど、からだの不調を伴います。

内出血の詳細がわからないと原因を絞り込むことは難しいですが、「(内出血が)最近は特にひどくなった、よくできるようになった」と思うようでしたら、受診して相談されたほうがよいでしょう。専門は血液内科となりますが、まずは近くの内科、もしくはかかりつけ医に相談されることをおすすめします。


回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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